火災保険は、火災の損害を補償する保険というイメージが強いかもしれませんが、実は風災や雪災などの自然災害による損害も補償されます。さらに、雨樋やカーポートなどの建物附属物も補償の対象となる場合があります。

このブログ記事では、火災保険で雨樋やカーポートの修理費用が補償されるかどうか、具体的な条件や申請方法について解説します。

火災保険で雨樋やカーポートの修理費用が補償されるためには、以下の条件を満たす必要があります。

雨樋やカーポートは建物の一部とみなされるため、建物保険または建物家財保険に加入している必要があります。

■家財保険のみでは保証されません。

火災保険で補償されるのは、火災や落雷、風災、雪災、雹災などの自然災害による破損です。

■経年劣化や故意による破損は保証されません。

免責金額という、保険金が支払われる最低金額が設定されています。免責金額は、契約によって異なりますが、一般的には1万円から30万円程度です。

■免責金額以下の損害の場合は、保険金は支払われません。

火災保険で補償を受けるためには、損害が発生した日から3年以内に保険会社に申請する必要があります。

■申請期限を過ぎると、補償を受けることができなくなる可能性があります。

このように自然災害による損害に対応することが大きな条件となります。

よって、故意または重過失によって生じた場合は、補償が受けられません。

さらに注意が必要なのは、地震や津波などの地震保険で補償される自然災害によって生じた場合は火災保険ではなく地震保険で補償されます。

【強風によって雨樋が破損した場合】

【大雪によってカーポートが倒壊した場合】

【雹によって雨樋やカーポートが破損した場合】

• 火災保険証券
• 損害状況の写真
• 修理の見積書
• 修理業者の領収書

詳しくは加入しているの保険代理店にお問い合わせください。

雨樋やカーポートの破損を放っておくと以下のような損害に繋がる場合もあります。

雨樋

• 雨水が外壁を伝って流れ、外壁の劣化や雨漏りの原因となる。
• 雨水が地面に直接流れ、土砂の流出や地盤沈下を引き起こす。
• 詰まった雨樋からあふれ出した水が、建物の基礎や柱を腐食させる。
• 蚊などの害虫の発生源となる。

カーポート

• 強風で飛ばされ、人や車に被害を与える。
• 雨水が車に直接降りかかり、車の汚れや劣化を早める。
• 紫外線による車の塗装の劣化や色あせを早める。
• カーポートの倒壊により、駐車している車に損害を与える。

火災保険は雨樋やカーポートなどの建物付属物も補償の対象となる場合があります。これまでの内容を参考に、ご自身の火災保険で雨樋やカーポートが補償されるかどうか早めに保険会社に確認してみましょう。

雨樋やカーポートの破損の修理は、リフォームセンター・浜松にお任せください!!